脱毛の月額制と回数制の違い【比較一覧表】

脱毛は回数制で契約する人が圧倒的に多いですが、月額制という選択肢もあります。

実は今、キレイモの解約返金トラブル脱毛ラボの倒産によって、月額制が改めて注目されています。

そこでここでは、月額制と回数制はどこがどう違うのかについて、どこよりも詳しく分かりやすく解説しています。

マイナーな月額制には魅力を感じないかもしれませんが、回数制より遥かに優れた特徴があります。

回数制が圧倒的に不利な点だけでなく、月額制を選ぶべき理由も分かります。



参考までに言っておきますが、ローンを組んでの分割払いはあくまでも分割払いであり、月額制と呼ぶのは間違いです。

脱毛の月額制と回数制の比較一覧表

月額制と回数制の違い

比較項目 月額制 回数制
契約単位 1ヶ月単位 施術回数単位
有効期限 1ヶ月の自動更新 回数×1ヶ月~
契約先 脱毛サロンのみ 脱毛サロン
医療脱毛クリニック
通う頻度 毎月1回~2回 1ヶ月から3ヶ月に1度
通う期間 未定 回数×1~3ヶ月
全身脱毛1回の施術回数 1回~4回 1回
全身脱毛1回当たりの単価 16,320円 20,575円
全身脱毛6回の料金相場 97,920円 127,336円
全身脱毛12回の料金相場 195,840円 246,770円
支払い総額 解約時に確定 契約時に確定
割引 ほぼナシ 乗り換え割
学割
ペア割
など
シェービング代 有料 無料
初期費用 不要 必要な場合もアリ
決済方法 クレジットカード
口座振替
現金
クレジットカード
ローン
毎月の支払額調整 不可
料金の前払い 当月分のみ 全額
解約手続き 必要 必要
解約手数料 なし 無料 or 有料
倒産解約返金リスク 低い 高い

契約に関する月額制と回数制の違い

月額制と回数制ではそもそも、契約のベースとなる単位が違います。

月額制は1ヶ月単位の契約で、何回施術を受けるかは事前に決めません。
回数制は施術回数での契約のため、事前に回数を決める必要があります。

月額制の有効期限は1ヶ月で、解約するまで自動更新されます。
月額制の有効期限は1ヶ月しかないため、今月の施術を翌月には持ち越せません。
毎月料金が発生するので、通えない月は丸損になります。

回数制の有効期限は回数によって違いますが、最低でも回数×1ヶ月以上あります。
通えない月があったとしても翌月以降に持ち越せるので、損はしません。

月額制は脱毛サロンのみでの扱いで、医療脱毛クリニックでは扱いがありません。
したがって月額制で脱毛するなら、脱毛サロンの一択となります。

通い方に関する月額制と回数制の違い

月額制と回数制では、通い方が違います。

月額制は1ヶ月単位の契約なので、毎月必ず通わなければいけません。
契約内容によっては、1ヶ月に複数回通わなければいけないケースもあります。

回数制の通う頻度は、契約先のサロンやクリニックによって1ヶ月に1回から3ヶ月に1回などマチマチです。
「施術方式」「脱毛マシン」「予約枠と顧客数のバランス」「考えや方針」などによって決まります。
また、施術済み回数が増えるほど間隔が長くなっていくのが一般的です。

月額制の通う期間は未定で、いつまで通うかは100%自分の意志で決められます。
回数制は回数をベースにした有効期限があるため、通い終わる時期は見当が付きます。
例えば12回契約で2ヶ月に1度の施術なら、単純計算で24ヶ月通うことになりそうだと予想できます。

施術に関する月額制と回数制の違い

月額制でも回数制でもまったく同じ施術を受けられますが、1回当たりの施術範囲だけは唯一違う可能性があります。

月額制の場合、全身脱毛1回終了には1回から16回の施術が必要になります。
ただし、1度の施術範囲はサロンによって異なります。
月額制最大のデメリットになり得るので、必ずチェックしなければならないポイントです。



回数制は、1度の施術で全身脱毛1回が終了します。

料金に関する月額制と回数制の違い

月額制と回数制の料金には、決定的な違いがあります。
それが、支払い総額の有無です。

月額制の支払総額は、解約するまで分かりません。
回数制の支払総額は、契約時に確定します。

また、施術回数が多くなるほど回数制より月額制の方が高くなるとするサイトが多く見られますが、実際は違います(通い放題は除く)。

2022年現在の主な脱毛サロンの全身脱毛の料金を平均してみたところ、月額制の方が安いことが判明しました。
これはおそらく、多くの脱毛サロンで回数制の料金が値上げされたことが原因だと思われます。

回数制全身脱毛の料金相場

サロン名 6回 12回 18回
キレイモ 370,000円
銀座カラー 98,000円
恋肌 93,500円 182,330円 266,480円
ストラッシュ 150,400円 288,000円 423,000円
脱毛ラボ 175,980円 269,980円 406,980円
ラココ 118,800円
平均 127,336円 246,770円 366,615円
1回当たりの平均単価 21,226円 20,564円 20,367円

月額制全身脱毛の料金相場

サロン名 月額料金(税込) 全身脱毛1回終了までの期間 全身脱毛1回の単価
ストラッシュ 4,400円 2ヶ月 8,800円
リラクス 6,578円 3ヶ月 19,734円
ミライ 12,800円 1ヶ月 12,800円
脱毛ラボ 2,189円 14ヶ月 30,646円
キレイモ 8,690円 1ヶ月 8,690円
マカロン 1,078円 16ヶ月 17,248円
平均 5,956円 16,320円

月額制のシェービング代や回数制の割引を最大限考慮すれば、回数制の方が少し安くなるかな、程度です。

意外な事実ですが、全身脱毛にかかる費用は月額制でも回数制でも大して変わらないんです(通い放題は除く)。

支払いに関する月額制と回数制の違い

月額制と回数制では、支払いに関していくつか違いがあります。

月額制は初期費用が一切不要ですが、回数制は必要になるケースが多いです。
一括払いなら全額前払いが必要ですし、分割払いでも頭金を求められるケースがあります。

更に回数制でローンを組んで分割払いする場合、審査に通らなければ契約できません。
月額制はクレジットカードか口座振替で決済するため、審査なしで契約できます。



また、月額制はそもそも支払総額が未定なので、全額前払いという概念が存在しません。

月額制は毎月定額なので、毎月の支払額の調節はできません。
回数制をローンを組んで分割払いすれば、支払い回数などで毎月の支払額を調節できます。

解約に関する月額制と回数制の違い

月額制と回数制では、解約に関しても違いが見られます。

どちらも解約手続きが必要ですが、月額制はそもそも全額前払いしないため返金はありません。
解約手数料も不要です。

回数制を契約回数の中途で解約すれば、未施術分は返金してもらえます。
ただし有効期限内であることが条件で、解約手数料を引かれるケースが一般的です。

倒産解約返金リスクにおける月額制と回数制の違い

月額制と回数制では、倒産解約返金リスクが天と地ほど違います。
倒産解約返金リスクとは、未施術分のお金を返して貰えないリスクを意味します。

返金対象となるお金は、すでに払っているけどまだ施術を受けていない分の料金です。

月額制は全額前払いしないため、倒産解約返金リスクはほぼなく、被害額は限りなくゼロとなります。

回数制は一括払いと分割払いができますが、一括払いでの倒産では返金額はゼロになります。
もっともリスクが高い決済方法なので、覚えておきましょう。

分割払いは、支払い停止の抗弁という手続きをすれば、未施術分の支払いを停止できる可能性があります。
とはいえ100%とは限らないため、施術は受けられないのにお金は払わなければいけない、という状況もあり得ます。

回数制では、倒産解約返金リスクの回避はできません。
契約回数を少なくすることで、リスクを小さくするしか対処のしようがありません。

キレイモの解約返金トラブルや脱毛ラボの倒産という現実を考えれば、少なくとも避けるべき選択肢は明らかです。

まとめ

まとめ

脱毛の月額制と回数制の違いをどこよりも詳しく分かりやすく解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
最後にここで、まとめておきます。

まとめ

  • 回数制の分割払いは月額制ではない
  • 月額制は脱毛サロンのみで医療脱毛には存在しない
  • 回数制で使える割引がなければ費用は月額制の方が安い
  • 全額前払いの有無によって倒産解約返金リスクのレベルが異次元